ブログ

2020.04.09

新型コロナ疑いの方の自宅生活・仕事再開のメド

  • 現在、新型コロナを疑われる方は、最寄りの保健所または医療機関へ連絡・相談した上で受診していただいております。1日できる新型コロナ検査件数の限界、入院ベッド数不足など諸問題で、現実、新型コロナPCR検査を受けることのできる方は、中等症〜重症の肺炎の可能性のある方、濃厚接触者、海外渡航者などに制限せざるを得ない状況です(感染者の多い地域における医療は崩壊寸前であることをご理解いただきたく存じます)。この結果、検査対象外となった方の中に、いわゆる「軽症の新型コロナ疑い」という不安を残したまま、家族内において感染を拡大させるのでないかと医療側も患者さんもモヤモヤした気持ちで自宅療養していただくケースが多くなっております。今後、ベッドの確保を原則にドライブスルーでPCR検査が多く実施された場合、新型コロナ軽症例も診断されていくと予測されますが、医療スタッフの人員、肉体的・精神的な疲労のため、入院ではなく積極的に自宅療養になる可能性もあるかもしれません。そして、受診から検査までのフローや対応など変更される可能性もあります。このモヤッとした軽症の「新型コロナ疑い」の方はどうやって過ごせばいいのか日常生活の注意点と仕事再開のメドをまとめましたので、ご参考にして下さい。
  •  
  • 自宅での過ごし方インフルエンザと同様に可能な限り分ける隔離することを基本に、感染力が強いため、全員がマスクし、日中はできるだけ換気を心がけ、共用する部分(ドアノブ、トイレ、風呂など)を消毒・洗浄して過ごして下さい。詳細はこちらを。
  • 仕事再開のメド内服治療で軽快している場合は、その後内服しないで、発熱・咳・喀痰・頭痛・下痢・全身倦怠感などが48時間以上みられなければ仕事再開は可能と判断できます(つまり、内服せずに症状が消失した日を0日として、3日目以降から仕事再開が望ましいです)。しかし、僅かながら新型コロナの疑いが完全に晴れない以上、インフルエンザと違って仕事再開後もマスク着用、手洗い、3密(密閉・密集・密接)を控えることなど厳守して、2〜4週間は健康状態の観察は必要であると思われます。就業規則もあるかもしれませんので、直接ご確認ください。参考資料①参考資料②
  •   
  • 院長