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2017.12.11

流行前にインフルエンザ、ノロウイルスの感染拡大の予防の確認を

冬になると流行するインフルエンザとノロウイルス。一人かかると家族全員が次々と感染して、冬休み、クリスマス、お正月、旅行の計画も台無しになってしまうかもしれませんので、流行前に家庭内でできる感染拡大の予防法をおさらいしておきましょう。

インフルエンザは飛沫感染、唾液を介した接触感染で拡大していきますので、手洗いとアルコール消毒が重要です。インフルエンザにかかった人はマスクを着用して、咳、鼻水などを空気中にばらまかないことが第一ですが、マスクを嫌がるお子さんもいますのでその場合はある程度の隔離状態にしてみんなが予防的にマスクを着用するのも有効と思われます(注:治療中の異常行動もありますので大人の付き添いは必要です)。一方、ノロウイルスですが、かかった人の嘔吐物や下痢便に大量のウイルスが含まれていますので、インフルエンザより感染してしまう機会が多いです。飛沫したウイルスを吸い込んで感染するので、これらの処理は二重でもいいのでしっかりとマスクと手袋を着用して捨てられるタオルや雑巾で吐物を拭きとりビニール袋に入れ完全に密封して下さい。その後は落ち着いて0.02〜0.1%次亜塩素酸(ハイターなど)を使用して、汚れた毛布、トイレの便座裏、床、ドアノブ、カーペットなど入念にスプレー・つけ置きして消毒をしていくのがよいです。

以上、簡単にまとめましたが、ご家族が罹患しても慌てずに感染拡大の予防に努めましょう。

院長